先日、PS4で体験版を配信中の「鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)」を遊んでみたのでその感想・レビュー記事を書いていきます。
良かったらご覧ください。
レビュー評価点
74点/100点満点
ファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどでお馴染みの会社であるスクエニの作品ということで基準が高くなり、僕にしては若干、厳しい評価になってしまいました。
可もなく、不可もなく大きく印象には残りませんでしたが、ゲームとしては面白かったです。
どんなゲーム?
2019年8月22日、スクエニからPS4、任天堂スイッチ、PCから発売されたアクションロールプレイングゲームです。
この世に未練を残す死者「迷イ人(マヨイビト)」を断ち、来世に送る「逝ク人守リ(イクトモリ)」である主人公カガチの物語。
「逝ク人守リ(イクトモリ)」は、人の心を失った鬼ビ人を従え、戦っていきます。
▲鬼ビ人の1人アイシャ(左)と主人公カガチ(右)
最大4人までセットして状況に応じて「鬼ビ人」を切り替えて戦うことができます。
鬼ビ人たちは固有の武器と特徴的なスキルを持っていて、切り替えることでジョブチェンジをしたような個性を持つことができます。
戦況に合わせ、リアルタイムで鬼ビ人を切り替えながら、バトルを優位に進めることが重要です。
また、あの世(幽リ世)と五感が遮断されたこの世(現リ世)を自由に行き来できることが、このゲームの大きな特徴です。
世界を行き来するといっても複雑ではなく、L2ボタン1つで簡単に移動することができます。
2つの世界には特徴があり、例えば、現リ世で何も見えなかった場所が、幽リ世では宝箱が現れてアイテムを入手できることがあります。
同じ場所でもこの世とあの世では違うために1度に2度楽しめますよっ!
良い部分・悪い部分
鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)の良い点、悪い点をまとめます。
良い点
・途中からでも難易度変更できる
ゲーム中に以下の3つの難易度を変更できます。
難易度が難しいほど敵のアイテムドロップ率が上がりますが、経験値は変わりません。
難易度 | 特徴 |
CASUAL | 気軽にプレイを楽しめる難易度でストーリー中心に楽しみたい方向けです。 |
NORMAL | 適度な緊張感が感じられる難易度でバトルの駆け引きを楽しむことができます。 |
MANIAC | 歯ごたえのあるバトルが楽しめる難易度でアイテムドロップ率が他より高いです。 |
・リトライが容易
例えば、ボスに負けたとしてもすぐに再戦(リトライ)できます。
道中をやり直さなくても良いので、ここら辺は嬉しいですね。
基本的にオートセーブなのでタイトルに戻ってもそれほど前に戻らない点もGoodでしたね。
・独特の世界観
この世とあの世、すなわち「現̪シ世」「幽リ世」の2つの世界を切り替え、同じ地形でありながら2つの世界を楽しめるという独特の世界観が良かったですね。
L2のワンボタン1発で切り替えができる点も良かったです。
・鬼ビ人のストーリー
このゲームは、ハクスラ(※)と呼ばれています。
しかし、実際に遊んでみるとダークなストーリーですが、よく出来ていました。
上動画のような各「鬼ビ人」のストーリーもあります。
個人の考えもあるでしょうが、僕はハクスラではないと感じています。
※ハクスラとは、ハッシュ&ラッシュの略でストーリーよりもバトル中心のゲームです。主なものにダークソウルやディアブロなどがあります。
悪い点
・リロードが長い
リロードが少しだけ長い点が気になりました。
・キャラクターの個性が薄い
キャラクターにいまいち愛着がわかずに良いストーリーがあっても感情移入ができませんでした。
イベントのキャラクターの表情も真顔が多かったです。
・戦闘がややモッサリ
ダークソウル等に慣れているせいかもしれませんが、「鬼ビ人」のアイシャ以外のアクションスピードはモッサリ感をどうしても感じてしまいました。
走ってもテンポがイマイチ感がありましたね。
・音が中途半端
戦闘中は、移動音やアクション音などが聞こえるだけで通常のバトルでは音楽が流れず、盛りあがり感はイマイチでした。
ただ、ボス戦ではあって良かったです。
また、ボイス音もフルボイスだけではなく、断片的なものであり、スクエニの作品にしては残念でした。