東京ゲームショー2019の来場者数が前年度から3万人減・・・理由は?

TGS2019ゲーム雑記

2019年の東京ゲームショウ(以下、TGS2019)の来場者数がCESA(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)の協賛の日経BPより発表されました。

2019年の来場者は昨年の約3万人減ということで理由を記事にしたいと思います。

 

TGS2019、4日間の総来場者数は26万2076人

TGS2019は、会場は幕張メッセ、9月12日(木)から15日(日)まで開催。

会期4日間の総来場者は26万2076人と発表されています。

 

前年度の2018年は298,690人。

約3.6万人の減少になりました。

今年は特に一般デーの落ち込みが大きかったですね。

 

●過去の東京ゲームショウの来場者数データは「こちら

初回開催の1996年からのデータが存在します。

 

TGS2019、来場者数減の理由は?

実際に現地にいってTGS2019に参加した僕の視点で、主な来場者数減少の理由をいくつか書いてみたいと思います。

 

チケットの値上がり

TGSのチケット料金の値上がりが1番の大きな要因かと思われます。

 

▼TGS2019チケット料金

一般前売券:1,500円
一般当日券:2,000円
サポーターズクラブ:3,500円

 

▼TGS2018チケット料金

一般前売券:1,000円
一般当日券:1,200円
サポーターズクラブ:3,000円

 

特に一般デーの一般前売券と一般当日券が前年度に比べて大きく値上がりしていることから、一般デーの来場者数が減少しています。

TGS2017もTGS2018と同様の額で来場者数が大きく伸びた(4.4万人増)ことから、今年のTGS2019の値上げに踏み切ったのかと思われます。

 

 

露出の高いコンパニオンなどファミリー層が入りにくい

ファミコン世代など、ゲーム世代が高齢化していることもあると思いますが、近年、ファミリー層の来場が減っています。

 

実際に会場を訪れてわかりましたが、会場の薄暗さと露出度の高いコンパニオンが多く、家族では入りにくい雰囲気がありました。

これは、子供とは行きにくいなー、と感じましたね。

 

東京ゲームショウだけではなく、台北ゲームショウなどのアジア圏の大規模なゲームイベントではコンパニオンは当たり前のように登場しています。

 

「ゲームショウにコンパニオンがいたころが懐かしい」と言うだけで欧米ではフルボッコにされる──フランス人ライターから見た東京ゲームショウ
皆さん、ボンジュール! お久しぶりの方も、初めましての方もいると思いますが、あらためて軽く自己紹介をさせていただきます。私はグレグと言います。ゲームをはじめとする日本のエンターテインメントをフランスに紹介している、パリ在住のライターです。 過去にも20年近く、いくつかのファミ通グループの雑誌などに「フランスで“...

しかし、欧米ではコンパニオンが減少、いなくなっている傾向にあります。

 

その理由として女性ゲーマーが増え、女性の人権を守る意味あいがあるようです。

アメリカではとくに「女体を宣伝道具に見立てるのは彼女たちの人権を奪うのと一緒!」という意見が広がったのです。

 

近年、日本でも女性プレイヤーが増えてきました。

会場で露出の高いコスプレイヤーを見た女性が宣伝道具として使われていると思うのであれば、将来的には無くなっていく可能性もあるでしょう。

 

女性向けのコーナーも見られましたよっ!

 

僕は男性の成人のゲームユーザーとして、ゲームについてもっと詳しく知りたいという願望もあります。

その一方で、華やかなコンパニオンがイベントにいた方が良いなとも思っています。

 

ただ、ゲームのイベントであって最優先はゲーム。

新作ゲームについて詳しく説明するスタッフが増えて欲しいという気持ちもあります。

イベントが疎かになるのであれば、欧米化も止むを得ないと思っています。

※あくまでも個人の成人した一般男性の意見です。

 

 

人気ゲームの試遊ができない

東京ゲームショウに訪れる魅力の1つに、まだ発売されていない新作ゲームを遊ぶことができるという点があります。

しかし、実際に僕がTGSに訪れてわかったのですが、人気ゲームは簡単に試遊することはできませんでした。

 

14日(土)の一般デーで午前中でも1時間待ちは当たり前、午後になると当日分の整理券が全て配布され試遊の受付が終了していました。

キャンセル待ちで並ぶことは午後でも出来ますが、殆どの人は遊べなかったと思います。

 

現状で、新作の人気ゲームを遊ぶには、朝1番で会場に来場するか、PlaystationPlusに加入して事前試遊予約するしかないですね。

 

 

なお、幕張メッセの最寄の海浜幕張駅から会場に入るのに1時間くらいかかりました。

かなり並びます・・・。

予約なしで試遊したい場合、会場オープン1時間前には到着した方が良いと思います!

 

 

ユーザーにとって試遊したい新作ゲームができないのであれば、わざわざ行く意味がないと感じる人もいるでしょう。

それこそ最新情報だけなら自宅で各社ネットの配信やブログなどのレポートを見ればわかります。

 

できるだけ多くの人が遊べるようにもっと試遊台を増やすか、プレイ時間を短くするなど、より多くの人が遊べるように回転率を上げて欲しいなと感じました。

 

なお、学生やアマチュア作品であるインディーズゲームは比較的待たずに遊ぶことができました。

試遊すると中には面白いゲームもありましたよ!

 

 

任天堂はなぜTGSに参加しない?

TGSには、日本を代表するゲーム会社の「任天堂(Nintendo)」のゲームが全くありません。

世界の「任天堂」がTGSに参加すれば来場者は大幅に増えるのが目に見えます。

 

しかし、任天堂は有料イベントには参加しないという会社の方針があります。

よって、今後も任天堂がTGSに参加することはないでしょう。

 

個人的には残念ですが、この一貫性こそが任天堂が世界に誇り、日本一のゲーム会社である理由の1つになっているのでしょう。

 

 

最後に

今年のTGS2019の来場者減の大きな理由は上述した通りです。

中でも入場料の値上げが主でしょう。

特に一般向けのチケット代金は前年度の倍くらいありますからね。

 

ゲームは年々浸透しているため、基本的には来場者は増加はしていくでしょう。

そして、今のチケットの値段でも魅力的なゲームが増えれば来場者数は増えていくと思われます。

 

ただ、新作ゲームが試遊しにくいことと、特に今年は目玉に感じていた5Gのタイトルがなく、凄さを体験できず残念な面もありました。

 

実際にゲームを体験できる部分を改善していくとより良いイベントになっていき、来場者も増えていくかと思われます。