先日、PS5本体の値上げの発表がありました。
日本を含めて一部の地域のみの値上げです。値上げ価格は約5,000円(現在は5,500円ほど)です。
現在、そもそも入手な困難なPS5本体。
それなのに、なぜ値上げが起こったのでしょうか?
その理由を記事にします。
PS5が値上げ開始!いつから?
品薄が続くPS5本体。
そんな中、ソニーのプレイステーションブログなどで一部の国・地域におけるPS5本体の値上げが正式に発表されました。
2022年9月15日からです。
新しい希望小売価格は以下の通り。
どちらも約5,500円ほどの値上げです。
- PS5(Ultra HD Blu-rayディスクドライブ搭載版):60,478円(税込)
- PS5 デジタル・エディション: 49,478円(税込)
日本はなぜ5500円も値上げされた?米国は変動なしだが・・・
日本などの一部の地域は値上げを発表しています。
しかし、米国などではPS5本体の価格は変化していません。
なぜ、日本などの一部の地域限定なのでしょうか?
結論からいうと「世界的な物価上昇と急激な為替変動」が世界で起こっているからです。
わかりやすくいうと、コロナや戦争で世界経済が悪くなったので値上げしてより多くのお金を払ってもらえないと採算がとれないからです。
日本円にすると値上げ額は、約5500円になりました。
プレイステーションブログには以下のように記載されています。
昨今の世界的な経済環境によって、多くの方が困難に直面されていることと思います。世界中で発生している物価の上昇や、好ましくない為替の動向により、消費者の皆さんや多くの産業において厳しい情勢が続いています。この困難な経済情勢の影響を受けて、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)はこの度、PlayStation®5の希望小売価格を欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカ、カナダ、そして日本を含むアジア太平洋の一部の国・地域において、改定することを決定いたしました。なお、米国における価格に変更はございません。
ここでのポイントは、為替の動向と米国の(PS5本体の)価格の変更はない点です。
▲為替の状況。2022年4月から8月までの4カ月で1ドル123円→ 137円ほどに急上昇しました。もともと今年の頭は110円ほどでしたが、3月くらいから加速しています。
ソニーは、世界的な企業です。
PS5本体は、ほとんどが主に米国や中国で生産されています。
従って、本体の価格は日本のお金の円ではなく、米国のお金「ドル」を基準にされています。
例えば、米国でPS5本体が365ドルとします。
1ドル120円と137円だと以下のように価格がわかります。
1ドル123円の場合(4カ月前) | 1ドル137円の場合(現在) |
365×124=44,895円 | 365×137=50,005円 |
米国では同じ365ドル。
しかし、1ドル123円から137円に変化するだけで5,000円ほど違います。
よって、米国では価格が変わらず同じ値段でも日本では5,500円ほど値上げをしたように見えるのです。
いま世界各国では、コロナの影響で金融緩和という政策、つまり、コロナで不況なのでお金をめっちゃ刷っているためにインフレが起こっています。
プレステと同じで日本円にすると、地域にもよりますが、物価上昇もあり、ハンバーガーなども日本円にすると1個で2000円ほどかかることもあります。
ちなみに米国では、この1年で8%も物価が上昇しています。
今のような状況を円安といいます。
円安自体は悪いことではありません。
しかし、現在はあまりにも急変動のため悪い円安とも言われています。
PS5本体の値上げをしないと下手をすると、ソニーが倒産の危機になる可能性もあります。
よって、この値上げはせざろう得なかったのです。
プレステの値上げの根源はコロナです。これは仕方がないことです。
最後に
PS5本体の価格の上昇は、日本では体感できない世界的な物価上昇とドルと円の為替の状況を受けており、一時的で仕方ないことです。
PS5本体を生産している米国では、価格はかわっていませんが、急激な円安のために上げざろう得ない状況です。
経済状況が良くなれば、もとに戻ります。
PS5本体は、発売から2年経っても普及せず、ビッグタイトルも出ないし、持っていなくても、段々、どうでも良くなってきたのは僕だけではないはず。
景気の影響と入手困難、かつ、今回の高騰でPS5は失敗作になる可能性もあり、不安はありますね。