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スカイリムなどのゲームで3D酔いする原因・対応・対策

ゲームで3D酔いする原因・対応・対策 ゲームその他

特定のゲームやVRなどでゲームを遊んでいると「3D酔い」などで気持ち悪くなることがあります。

そこで、3D酔いが起こる原因や起こった時の対応・対策を記事にします。

 

3D酔いとは?

3D酔いは、長い時間3Dの映像を見たり、3Dゲームをプレイしたりすることで脳が受け取った視覚情報と内耳からの平衡感覚が矛盾することが原因で起こる現象です。

 

3Dとは、3次元という意味。

3Dゲームは、3次元のゲームのことを指します。

スカイリム1人称視点

現代の多くのゲームが三次元の3Dゲームで立体で表されるのが特徴です。

 

2D スーパーマリオ

スーパーマリオのような縦横の面で表されるゲームは2Dです。

昔のゲームに多いですね。

 

3D酔い対策

エスエス製薬「ゲーム酔い/3D酔いに関する実態調査」(2020年5月)によると、約8.2%ほどのゲーマーが3D酔いを体験しています。

 

3D酔いをするゲームは、人それぞれです。

2Dゲームでも酔う人は酔います。

 

そこで、3D酔いのいくつかの対策や対処法を記載します。

 

徐々にプレイ時間を増やす

最初は短時間のプレイで慣れていき、徐々に時間を増やしていくことで、3D酔いのリスクを軽減できます。

運動のトレーニングのようにゲーム時間も最初は短めで慣れたら増やしていくのが良いでしょう。

始めから無理は禁物です。

 

明るい部屋で明るさを抑えた小さいモニターを使用

人間の目は、はっきりとモノを見る中心視野と大まかに把握する周辺視野で構成されています。

この周辺視野に情報が多いと酔いやすくなります。

VRなどは、この周辺視野も覆って映像を見せているために酔いやすいです。

したがって、モニターを小さくして周辺視野の情報を少なくすることで酔いにくくなります。

 

また周辺がチカチカすると酔いやすくなるため、部屋を明るくしてモニター画面の明るさを低くすることで、目の疲れを軽減することができます。

 

液晶ディスプレイ(モニター)のリフレッシュレートを上げる

リフレッシュレートが低いディスプレイは、画面のちらつきが原因で酔いやすくなります。

リフレッシュレートが高いディスプレイを使用するか、設定を変更してリフレッシュレートを上げることで、酔いにくくなる場合があります。

 

カメラ操作を小さく(設定変更)

カメラ操作が無いゲームや、カメラスピードを下げることで、脳の処理が追いつきやすくなり、3D酔いを軽減できます。

一部のゲームでは、画面の揺れや視点移動の速度などを調整できる設定があります。これらの設定を変更することで、酔いにくくなる場合があります。

 

ゲームも可能であれば2Dが良いです。

3D酔いは特に立体でカメラを動かした空間の移り変わりが頭の中でちゃんと処理できないため、3D酔いが起こります。

つまり、2Dグラフィックのようなカメラ操作が無いゲームなら酔いにくくなります。

 

現代のゲームはほぼ全てが3Dゲームですが、ゲームによっては、3D表示を切ったり変化させることで、3D酔いを防ぐことができます。

例えば、ドラクエ11s等は3Dから2D表示に切り替えることができます。

 

Skyrim(スカイリム)の三人称への視点変更と角度の変え方
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スカイリムの場合は、揺れの大きな1人称視点から3人称視点に変更すると良いでしょう。

 

またカメラ操作のスピードを下げることで操作性は悪くなるかもしれませんが、脳の処理は追いつきやすくなるために軽減することは可能です。

僕の場合は、ドラクエ11sの3D版でカメラスピードを下げたら酔いは無くなりました。

 

頭を安定

ゲームをプレイする前に、首を回したり、頭を揺らしたりしないようにしましょう。

3D酔いは頭が揺れることで悪化することがあります。

 

ガムを噛む

お菓子でお馴染みのロッテの研究よると、ガムを噛むことで自律神経・気分状態が軽減すると報告されています。

つまり、3D酔いが軽減されるという研究結果が出ています。

実際、ガムを噛んで効果を試したことがありましたが、効果がありました。(個人差があります)

 

酔い止めの薬

医師から処方された酔い止めの薬を服用することで、3D酔いを緩和することができます。

ただし、薬の服用には注意が必要です。

医師の指示に従い、正しく服用するようにしましょう。

 

空腹状態と水分補給

空腹や脱水状態は、酔いやすくなる原因になります。

ゲームをプレイする前に、適切な食事と水分補給を心掛けましょう。

 

空腹時には、血中の糖分(グルコース)濃度が低くなります。

グルコースは、脳のエネルギー源として重要な役割を果たしています。

血糖値が低い状態では、脳の機能が低下し、錯覚やめまい、吐き気などの症状が現れやすくなります。

3Dゲームをプレイする際、視覚情報を処理するために脳が集中して働くため、血糖値が低い状態では酔いやすくなります。

 

また、空腹時には、身体がストレス反応を示すことがあります。

ストレス状態では、自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。

これにより、めまいや吐き気、頭痛などの症状が引き起こされやすくなり、3D酔いを起こしやすくなると考えられます。

 

逆に満腹でも3D酔いは問題となることがあります。

食後すぐにゲームをプレイすると、以下の理由で3D酔いが引き起こされやすくなります。

 

消化による血流の集中:

食後、消化器官に血流が集中し、消化作用が活発化します。その結果、脳への血流が減少し、視覚情報の処理能力が低下することがあります。

これにより、3D酔いを起こしやすくなることがあります。

 

胃の圧迫:満腹時には胃が膨れて、周囲の臓器に圧迫感を与えることがあります。

この圧迫感が自律神経に影響を与え、交感神経が優位になることがあります。

その結果、めまいや吐き気などの症状が現れ、3D酔いが起こりやすくなります。

 

食事の後、適度な休憩をとってからゲームを始めることが、3D酔いを予防するための良い方法です。

また、食事量や摂取する食品に気をつけることも、3D酔いのリスクを減らすことにつながります。

過度な食事や刺激の強い食べ物は避け、バランスの良い食事を心掛けましょう。

 

座る位置の工夫

座る位置を工夫するテレビやモニターから適切な距離を保つことで、酔いにくくなることがあります。

一般的には、画面の対角線の長さの2~2.5倍離れた位置がおすすめです。

 

矯正眼鏡やコンタクトレンズの使用

視力が悪い場合、画面を見る際に酔いやすくなることがあります。

矯正眼鏡やコンタクトレンズを使用して、視力を矯正することで、酔いにくくなることがあります。

 

慣れ:(ややおススメ)

運動、筋トレなどと同じです。

多少の酔いがあっても続ける事で徐々に慣れてきます。

ガムや休憩などで治ってきたら、またプレイして慣らすことで耐性を付けることも出来ます。

ただし、何度繰り返しても慣れない場合、医師などの専門家に相談することを推奨します。

 

休憩:(おススメ!)

長時間プレイすると、3D酔いが起こる可能性が高くなります。

適度に休憩をとり、目と脳をリフレッシュさせましょう。

3D酔い時は、交感神経が活発に働くため、深呼吸して目を閉じて横になる事がおススメです。

 

3D酔いの原因は、人それぞれ。

しかし、あなたに3D酔いが毎回起こる症状で無ければ、基本的には疲れが貯まっています。

自分の場合は、カメラワーク(スピード)か長時間疲労のどちらかです。

ゲーム慣れしており、時々起こる症状であれば、基本的には体からのSOSのサインであるため、休息を推奨します。

 

以上が、3D酔いに対する具体的な対策です。

プレイ中に気分が悪くなった場合は、すぐにゲームを中断し、休憩をとるようにしましょう。

また、長期的に3D酔いに悩まされる場合は、医師に相談することをおすすめします。

 

参考文献

以下の参考文献と自身の経験から記事を作成しました。

視野についての話 – オガタ眼科クリニック

ゲーム酔い/3D酔い|症状・疾患を知ろう – エスエス製薬

ゲーム酔いはどう防げる?大塚製薬

Springer(英文)