最近、海外を中心にApex界隈で「Realm」が人気です。
あまり聞きなれない言葉だと思いますが、このRealmの意味や、なぜ流行ってきているのかについて記事にしたいと思います。
これらを知ることでApexの現状を知ることができ、納得すると思います。
Realmって何?簡単な説明
Realmとは、一言で言えば、有志(プレイヤー)によってつくられたランクマッチのようなものです。
カスタムマッチで行い、有志の主催によって独自のルールがあります。
2023年1月11日(水)に行われたApexのアプデにより、カスタムマッチを作成できるプレイヤーが全員に拡大されました。
以前は、カスタム権限が一部の人にだけ与えられていたため、一般プレイヤーはカスタムマッチを作成することができませんでした。
しかし、このアプデにより全プレイヤーがカスタムマッチを作成できるようになり、より幅広いプレイヤー層がカスタムマッチを楽しむことができるようになりました。
承認などは必要とせず、誰でもカスタムマッチを開催できます。
チーム編成は、一般的には完全にランダムでPTを組んでの参加はできません。
試合ごとに独自に設定された順位とキル数のポイントが加算され、ポイントが貯まると高いポイントレート同士がマッチするようになります。
参加資格は運営から参加許可が下りた競技プレイヤーやマスター以上の実力がある人に限られます。
Realmの特徴
Realmの特徴は、前述したように開発元であるEAではなく、有志によって運営されている点です。
有志によって運営されているカスタムマッチであるためチーム編成が完全にランダム(そうでないRealmも一部あり)
また有志(プレイヤー)主催の意向によってルールが違う点も特徴です。
例えば、通常のランクとは違う独自の順位とキル数のポイントシステムがあったり、最高ランクダイヤモンド以上、マスター以上など参加資格についてもRealmによりそれぞれです。
Realmが話題になっている理由
Realmが話題になっている理由を3つほど挙げてみます。
- チーターやDDOS攻撃問題
- ランクマッチ制度に対する不満
- 日本版Realmが話題になっていること
現在、Apexでは特にランクマッチでチーターやDDos攻撃が盛んです。
特にシーズン16ではApex史上最高の同時接続数を記録しており、人気があるゲームであるがゆえにチートの需要やDDosの攻撃者の割合も増えています。
現在、いま僕はswitch勢のエンジョイプレイヤーでランクは全く行っていません。
1シーズンだけ真面目にプレイしてランクはダイヤまではいった事がありますが、今は行く気がしません。
チーター問題等以外で考えられる現状のランクマの問題をざっと挙げてみます。
・チームの成績が主な評価対象
1キルやアシストなしでも成績が上位であれば誰でもランクが一定まで上がる仕組みです。
例えば、シーズン16時のランクのゴールド1の参加RPは-43RPです。
しかし、2位になればゼロキルでも+52RPが加算されてプラスになります。
つまり、ずっと隠れて2位でありつづければ誰でもプラチナまでは上がれるのです。
ただ、補足しますが、以前、僕がランクをしていた時はプレデターでも2位になればゼロキル、ゼロアシストでもポイントはマイナスになりませんでした。
過去に比べたらポイントの仕組みはだいぶマシになっています。
・野良、デュオ、トリオが完全に分けられていない点
野良が圧倒的に不利ですが、普通にデュオやトリオのメンバーと同じ戦場で戦います。
・実力がかけ離れたプレイヤーとマッチする点
例えば、プラチナランクでプレデターやマスタークラスとマッチすることが度々あります。
特にランクリセット時はそれが顕著です。
・プレイヤーの実力を正当に評価できていないこと
前述したようにハイドをして上位になればランクポイントは加算されていきます。
これはプレイヤーの実力が正当に評価できてないという意見が出てもおかしくないでしょう。
また、Realmが話題になってきているのは、日本版Realmが話題になっている点もあります。
海外→日本で流行るのはもはや鉄板ですが、海外での流行りを聞きつけて日本のプロプレイヤーの中でもRealmを主催しようとされている方もいるようです。
Realmのメリット
Realmのメリットは主に2点です。
・チーターや不正プレイヤーを排除できること
・求めるレベルの試合ができること
しかし、カスタムマッチをつくり、特定のプレイヤーのみの参加に絞ることでこれらを排除することができます。
仮にチーターや迷惑行為を行うプレイヤーが紛れ込んでも主催の力で即排除することも可能です。
DDos攻撃も攻撃者がそのカスタムマッチにいないことで防ぐことが可能になります。
また主催の要求に応じて求めるレベルの試合がしやすくなります。
例えば、ランクで最高マスタークラス以上の参加、もっと深堀りすればシーズン15でマスター以上など最近のランクでも成績を残している人のみを集めることも可能です。
それとは逆に最高ランクゴールドまで等、ランクが苦手な人を集めることも可能です。
これらのようにプレイヤーが求めるレベルの試合が行いやすくなります。
Realmのデメリット
・村社会になりがち
デメリットといえば、特定の人物のみが参加するため村社会になりがちな点です。
Realmは特定のプレイヤーのみが参加するため新しい出会いがありません。
常に新しい人を募集したり、循環を行う工夫も必要でしょう。
ただ、逆を返せば、同じメンバーと組む機会が増え、親密になりやすい環境でもあります。
最初のうちは、それほど心配しなくても良いでしょう。
・主催の王国になりがち
ルールなどは、基本的にRealmを開いた主催が決定を行います。
主催の意向と合わない場合は、自分が理想的なルールを考えて主催になったり、別のRealmに入るなど考える必要はあるでしょう。
カスタムマッチの権限が特定の人物が強いと独裁的になりがちです。
周囲の意見を聞いたり、時には選挙のようなことを行う事も考慮していくと良いでしょう。
APEXに対する期待
APEXをプレイする人々にとって、ランクマッチ制度が問題になっていることや、DDos、チーター問題が続いていることがストレスの原因となっています。
Realmが誕生したことで、現状のApexの問題に対処できる場が提供されることに期待が寄せられています。
また、これらの動きが起こっている原因のそもそもの要因として、ランクを見直したり、DDos、チーター対策をより強化するなどApexの運営は良く考える必要があると思います。
これらは課金アイテムのフラットラインの新スキンの不具合を即修正することよりも重要な事であると感じています。
Apexは4年目を迎えましたが、基本的にオンラインゲームのピークは5年目であることが多いです。
今後、10年、20年と長く続けるためにはユーザーの要求をないがしろにせず、信頼感を得ていく必要はあるでしょう。
Realmが誕生によってApexがより良いものになっていくことを期待します。
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