まっつぷ2022年、4月29日~5月1日にスウェーデンのストックホルムで開催されたApexの世界大会のプレーオフ「ALGS Split2 Playoffs」
優勝チームが決まり、世界一が決定しました。
日本勢も大躍進!好成績を残しています!
決勝進出20チーム
決勝を勝ち上がった20チームは上表通りです。
勝者ラウンドを勝ち上がった上位10チームには順位によってボーナスポイントが最初から加算されています。(例:1位10ポイント、10位1ポイント)
日本勢は、「Team UNITE」「V3 VEGA」「GAMEWITH」の3チームが敗者ラウンドを勝ち上がり決勝進出となりました!
魔王Ras選手のいるCrazyRaccoonが予選敗退という波乱はありました。
しかし、苦戦したチームもありましたが、Cloud7、TSM、NRG、Adraccoon、Reigniteなどの前評判が高いチームは順調に勝ち上がったという印象です。
Cloud9:前回チャンピョン大会優勝のTSMのAlbralelie選手を擁する米国チーム。レッドブル、プーマ、BMW、マイクロソフト等の世界的な企業がスポンサーで資金豊富なことでも有名です。
TSM:前回チャンピョン大会優勝の米国チーム。前回優勝時のHal、Reps選手は今も健在。
NRG:世界一のIGL(司令塔)のSweet選手を擁する米国の強豪チーム。
Adraccoon:前回チャンピョン大会MVPのSelly選手を擁する韓国のチーム。ただし、Sellyはケガと体調不良のために今大会は欠場。
Reignite:人力チートとも呼ばれるパッド(コントローラー)エイムNo’1のGenburten選手の所属するオーストラリアの強豪チーム。ただし、Genburten選手はコロナ陽性のために欠場しました。
決勝ラウンド結果
優勝チームはオーストラリアの「Reignite(リグナイト)」に決定しました!
Genburten選手は出場できませんでしたが、素晴らしい成績で見事王者となりました!
決勝は7試合で優勝が決まりました。
31キルでスコア78と圧巻でした。
左から司令塔のZer0(Twitter)選手、Jmw(Twitter)選手、Sharky(Twitter)選手。
おめでとう!
リグナイトは、メンバーこそオーストラリア人でかためられていますが、日本の企業「Reignite Entertainment」が運営するeスポーツチームです。(画像はRegnite公式サイトより)
会社設立1年強で世界大会優勝の快挙になります。
CrazyRaccoon、aDRaccoonなども大会に参加したチームメンバーは韓国人。
しかし、オーナーはどちらも日本人です。
選手は外人でも企業(オーナー)は日本人で日本のプロゲーミングチームであることから「日韓代表」などという呼ばれ方をされています。
日本のVチューバー推しで知られ、人気の出てきたrpr選手のいるScarzなども日本のeスポーツのプロチームだったりします。
日本でApexなどのFPSをはじめ、eスポーツが盛り上がりを見せているのもの、盛り上げたいと投資している彼ら日本人の影ながらの地道な努力の成果でもあります。
メンバーは日本人でなくとも、そもそもが日本のeスポーツチーム。
日本チームとして捉えても間違いではありません。
今回、「日本チームのReigniteが世界一になりました!」でも全然問題はないのです。
それに将来的には日本人プレイヤーが加わる可能性もありますからね。
最終順位と賞金
順位 | 賞金(ドル) | プレイオフポイント(総合) | チーム名 |
---|---|---|---|
1 | $250,000 | 500 | Reignite |
2 | $150,000 | 420 | Team Liquid |
3 | $100,000 | 380 | Team UNITE |
4 | $80,000 | 340 | OpTic Gaming |
5 | $60,000 | 300 | Luminosity Gaming |
6 | $45,000 | 260 | TSM |
7 | $36,000 | 240 | NRG |
8 | $30,000 | 220 | Team Empire |
9 | $24,000 | 200 | GameWith |
10 | $18,000 | 180 | Cloud9 |
11 | $12,000 | 160 | 100 Thieves |
12 | $12,000 | 150 | GMT Esports |
13 | $12,000 | 140 | αDRaccoon |
14 | $12,000 | 130 | Elevate |
15 | $12,000 | 120 | Team Burger |
16 | $9,000 | 110 | Alliance |
17 | $9,000 | 100 | Sutoraiku |
18 | $9,000 | 90 | Spacestation Gaming |
19 | $9,000 | 80 | FOR7 |
20 | $9,000 | 70 | V3 VEGA |
21 | $6,000 | 60 | FENNEL |
22 | $6,000 | 56 | K1CK |
23 | $6,000 | 52 | Players |
24 | $6,000 | 48 | REJECT |
25 | $6,000 | 44 | Element 6 |
26 | $5,100 | 40 | Fascination Colors Destroy |
27 | $5,100 | 36 | Counter Logic Gaming |
28 | $5,100 | 32 | Dewa United Esports |
29 | $5,100 | 28 | Totem Esports |
30 | $5,100 | 24 | ODDIK |
31 | $4,500 | 20 | Invictus Gaming International |
32 | $4,500 | 18 | Crazy Raccoon |
33 | $4,500 | 16 | Revenant Esports |
34 | $4,500 | 14 | Xen |
35 | $4,500 | 12 | G2 Esports |
36 | $4,500 | 10 | Fênix Team |
37 | $4,500 | 8 | Acend |
38 | $4,500 | 6 | DeToNator |
39 | $4,500 | 4 | Team Singularity |
40 | $4,500 | 2 | SCARZ |
優勝賞金は25万ドル。
日本円にすると1位で約3250万円になります。
今大会は全チームに賞金が与えられました。
1番低くとも4500ドル(約58.5万円)を獲得できました。
【#ALGS SPLIT2 PLAYOFFS 】
㊗️世界3位㊗️@_Ftyan @apexlejetta @fps__saku
応援してくれた皆様の力でここまでくることが出来ました🙇♂️
Reigniteの皆様優勝おめでとうございます‼️#UNIWIN#全員WIN pic.twitter.com/nfVi6TUR8T
— Team UNITE @ALGS🇸🇪4/29~ (@TEAMUNITE_JP) May 1, 2022
日本人チームの「Team UNITE」が世界3位という快挙を達成!
決勝の6試合目では王者(1位)にもなりました!
「GAMEWITH」も9位と好成績を残しています。
▲決勝ラウンドの動画はこちら
正直、素人目だと世界と日本の差はあまり感じませんでした。
次回のチャンピョン大会が楽しみです♪
世界大会のレジェンド選択の傾向
今回のApexプレーオフの世界大会ではどのようなレジェンドが使われていたのでしょうか?
いわゆる「ピック率」というやつですね。
今回のスウェーデンのプレイオフでのピック率は以下の通りです。
ヴァルキリーが93%、ジブラルタルが84%という驚異的な結果に・・・。
ブラハがいないのが意外でした。
残り1枠は、コースティックが多いもののかなり分散されてきた印象です。
またマップによって構成を変化させているチームも多く、多様性が出てきました。
かつてのレイス、パスファインダー、ワットソン構成ばかりの時代に比べると選択枠が増えてきていい感じになってきたと思います。
真のApex世界一を決めるチャンピョン大会が7月に開催!
ALGS Split2 Playoffsは終了しました。
しかし、世界大会は終わりません。
🔥This is going to be special indeed🔥 pic.twitter.com/e9tSU4lfu6
— Apex Legends Esports (@PlayApexEsports) May 1, 2022
7月に米国ノースカロライナ州中央部にあるローリーという都市でALGSの年間チャンピオンシップを決める大会が行われます!(予定。コロナ等で場合により変更あり)
表記を見ると開催期間は、7月7日~10日ですね。
米国時間表記なので開催時間によっては1日ずれるかもしれません。
チャンピョン大会は、真のApexの世界一を決める大会。
いわば今回は前哨戦(ぜんしょうせん)。
サッカーで言えば、チャンピョン大会はワールドカップのようなものです。
TSMはこの前回のチャンピョン大会で世界一になったことで一気に世界規模で有名になりました。
勝てれば今は無名のプロ選手でも人生が変わります。
全てのチームが次のチャンピョン大会に標準を合わせてくるでしょう。
ガチの本気が見られる大会です。
それゆえに次の大会は見逃せません。
なお、チャンピョン大会も出場チームは40チーム。
40チーム中、30チームは既に決定しているようです。
日本勢は「Team UNITE」「V3 VEGA」「GAMEWITH」「FENNEL」が既に決定しています。
残り10チームはどうなるのか?という感じです。