ファイナルファンタジー8リマスター版評価レビュー【Switch】

「FINAL FANTASY VIII （ファイナルファンタジー8）」のリマスター作品のレビュー記事です。

ファイナルファンタジー8は、1999年2月11日にPlayStation専用ソフトとして発売された作品でそのリメイク版になります。

対応機種：プレイステーション4、Nintendo Switch、XboxOne、STEAM、iPhone Android（全てダウンロード版のみ）などでプレイ可能です。

※旧作のオリジナル版FF8を遊んだ経験があります。
※ネタバレも多少あります。

動画
任天堂スイッチ版FF8リメイクの評価点やレビュー
リマスター版の旧作との違い
製品情報

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任天堂スイッチ版FF8リメイクの評価点やレビュー

点数：78点（100点満点中）

機能的に3倍速などがついたものの、基本的には旧作のFF8そのもの。

多少グラフィックを綺麗にした作品という感想でした。

独自のシステム等、わかりにくい点も目立ちましたが、全体的には良作だと思います。

ストーリー

太古からの魔女の力が存在する世界で軍事大国ガルバティアが魔女イデアと手を組み、平和な世界を脅かそうとしていた。

そんな中、傭兵育成学校バラムガーデンに所属している主人公スコールが、ガーデンの仲間やレジスタンス（抵抗勢力）であるヒロインのリノアなどに出会い、魔女達に立ち向かっていくというストーリー展開になります。

学園もので他のFFで言えば、少し零式に似ています。

本作のリマスター版は、ムービーをスキップすることはできません。

旧作同様にボイスもないので、よってストーリーはしっかりと見ることになります。

また、3倍速機能はあるものの、ムービーは速く進まない事もあります。

バトルシステムについて

先にまとめると面白いシステムではあったものの、面倒臭さも感じました。

FF8では、召喚獣（G.F.）をジャンクション（セット）して戦うシステムです。

面倒だったのは、この召喚獣をセットしないと使えず成長しない点です。

ちなみに最初に入手できるG.F.「ケツァクウァトル」「シヴァ」は、主人公スコールの席の学習用パネルを見ないと入手できません。

これは少しわかりにくいなと思いました。

FF8では使用キャラがイベントなどで切り替わり、限定される場面が多いです。

例えば、主人公スコールを使っていたのに、急にスコールが使えなくなり、ラグナという操作キャラになることがあります。

「ジャンクションいれかえ」はあったものの、キャラが変わるたびにセットしなおさないといけないのは面倒でした。

また「ドロー」というコマンドを使って敵から魔法を吸い取り自分のものとして貯めこむことも可能です。

一部の召喚獣もこのドローというコマンドで入手することができます。

このドローした魔法は、なまじ召喚獣に魔法セットして多いほどステータスを底上げできるため、Maxの99つ欲しくなります。

例えば、クエイクという魔法を2つ入手できた場合、最大99つをステータスにセットできるために最強にするために残りの97つを欲しくなるわけです。

よって、残りの97つを敵から更にドローすることを繰り返しますが、ドロー失敗などもあり、これが時間がかかって面倒くさかったです。

序盤から「アイテム精製」で魔法がつくれたらなと思いました。

カードバトルが面白い

ミニゲームのカードバトルが良くできており、相変わらず面白かったです。

また、特定の召喚獣のアビリティでレアカードからレアアイテム化も可能。

カードを集めていくとバトルにも役立てる点も良かったです。

リマスター版の旧作との違い

・グラフィックの鮮明化

スコールなどの主なキャラクターのモデリングが鮮明になり、綺麗になりました。

ただ、キャラのモデリングや文字などは鮮明になったものの、背景などは当時と変わっていないような印象を持ちました。

そのため、旧作でも感じたのですが、移動で進めるのか進めないのか見た目だけでは判断できないよくわからない場所があり、多少のストレスは感じました。

・システム面

設定でシステムを変更できるようになりました。

ON・OFFの切替可能です。

スイッチ版では以下の3つの機能があります。

バトル強化	HP・ATBが常に最大、特殊技が常に発動可能
エンカウントなし	ボス以外の敵（ザコ敵）と出会わない
３倍速	一部ムービーなどを除き、3倍速で進行可能

「バトル強化」は、ATBバトルが苦手な人には非常に良い機能。

ゆっくりと入力しても問題なく敵を撃破できるようになります。

また、FF8では、敵レベルは味方のレベルに依存します。

あまりレベルを上げずに低レベルの敵と戦いたい人向けに「エンカウントなし」も便利です。

中でも「3倍速」は便利でした。

戦闘中の召喚攻撃や制限時間のあるイベント、移動などで使うと時短になりました。

ただ、3倍速にした時、同じスクエニで言えば、FF7やFF9リメイク版等に比べて、特にフィールド移動で操作のしにくさを感じました。

製品情報

商品名	FINAL FANTASY VIII Remastered
発売日	2019年9月3日
ジャンル	RPG
CERO（年齢制限）	B(12歳以上対象)
プレイ人数	1人
対応プラットフォーム	Nintendo Switch、 PlayStation 4、 Xbox One、 Microsoft Windows
開発・販売元	スクウェア・エニックス
公式サイト	https://www.jp.square-enix.com/ffviii/