エノタカ(@enotakagame)です。
先日、PS5のスペックが発売元のソニーから発表され、明らかになりました。
これまでのPS4に比べると性能が良くなることはわかると思いますが、実際、どれくらいの違いがあるのか、PS4本体や、2020年末に発売されるXboxSeriesX(2020年末発売)などと比較してみたいと思います。
PS5スペックについて。PS4、XboxSeriesXと比較
まとめると、PS5本体の性能は「ゲーミングPC」なみに良くなっています。
次世代の家庭用ゲーム機としては今の所は十分ですね。
PS5本体の価格はまだ発表されていませんが、これだけ性能が良いと高いだろうと予測できます。
CPU | x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2” |
8コア / 16 スレッド | |
周波数:最大 3.5GHz まで可変 | |
GPU | AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine |
レイトレーシング アクセラレーション | |
周波数:最大 2.23GHz まで可変(10.3 TFLOPS) | |
システムメモリ | GDDR6 16GB |
バンド幅:448GB/s | |
SSD | 825GB |
読み込み速度:5.5GB/s(Raw) | |
PS5 ゲームディスク | Ultra HD Blu-ray™(100GBまで) |
映像出力 | 4K 120Hz TV、 8K TV、VRR 対応(HDMI2.1規格による) |
オーディオ | “Tempest” 3Dオーディオ技術 |
PS5の公式動画でマーク・サーニー氏から詳細が説明されています。
※注・・・英語での発表で専門用語満載です!
「つまりどういうこと?」
上表のデータを見た限りでは、PS5になることでどれだけ性能が上がったのか良くわからない人も多くこのように思う人が多いと思います。
そこで、PS4と比較して、できるだけわかりやすく説明させてもらいます。
CPU
ざっくりというとゲームの計算処理を行なう「頭脳」の部分がCPUです。
例えば、ゲームでジャンプする時に、このタイミングでボタンを押すとどれくらい飛ぶのかなどが全て計算で決まってきます。
もし、このCPUの部分の性能が悪いと遅延が起こったり、計算に時間がかかるためにできないことが増えてきます。
今回、CPUにRyzenというものが初めて搭載されています。
PS4(Pro)と比べるとおよそ5倍前後のCPU性能を持ちます。
これは現在の高性能PCと比べても良い方です。
周波数が最大「3.5GHz まで可変」と記載されていますが、この数値が大きければ大きいほど高速処理が可能になります。
ちなみに、同じ次世代機であるXboxSeriesX(2020年末発売)は、3.66GHzなのでPS5は正確には少し性能が劣りますが、おおよそで同程度といっても良いでしょう。
この可変というのは、さきほどのGPUと連動しており、どちらかが最大になると、もう一方は最大値から下がる仕組みになっています。
ただし、公式動画では、どちらも最大値近くまでの状態にすることができると述べられています。
GPU
GPUはゲームの映像(画質)の処理などに関わってきます。
数値が高ければ基本的には高性能になり、より綺麗な映像を楽しむことができます。
PS5は次世代のGPUであるRDNA2を使用しています。
周波数に関してもPS4が1.84TFLOPS、PS4Proが4.2TFLOPSであることを考えると、PS5の10.3 TFLOPSは大きく性能が上昇しています。
10TFLOPSのGPUは記事作成段階でアマゾン等で8万円以上で販売されているので性能的には問題ないですね!
高いものだと14万円クラスのものもあります
ちなみに、同じ次世代機であるXboxSeriesX(2020年末発売)は、およそ12TFLOPSなので、PS5は少し性能が劣ります。
とはいえ10TFLOPSもあれば、現在のPCでも上位クラスの性能ですので問題ないかと思われます。
※FLOPSは秒間、不動少数点演算が何回できるか?というものです。なんのこっちゃという感じですがw、数が多いほど、はやく沢山の処理をしてくれます!
サニー氏によると、このFLOPSの高さはあくまでも指標であり、一概にグラフィック性能を正確に表す目安にはできないということです。
また、PS5本体の周波数:最大 2.23GHz まで可変。
Xboxが1.825GHz。
PS5本体に軍配が上がります。
この可変というのは、さきほどのCPUと連動しており、どちらかが最大になると、もう一方は最大値から下がる仕組みになっています。
システムメモリ
システムメモリは高ければ高いほど、複雑な処理を同時に行うことができます。
システムメモリは良く机の広さに例えられていて、大きいほどたくさん物が置けたり、1度に机に置いた多くの物をしまうことができます。
メモリはPS4のGDDR5の8GBから、PS5ではGDDR6の16GBとなり、基本性能が上がっています。
ちなみに、同じ次世代機であるXboxSeriesX(2020年末発売)も16GBでしたね。
ただ、バンド幅は560GB/s(10GB)と336GB(6GB)のものがあり、Xboxに軍配が上がります。
このバンド幅というのは、数値が大きければ大きいほど1度に送ることができる情報の数が増えます。すなわち、性能が良くなるわけです。
▲DDR4とGDDR5の違いから、処理能力が上がることで映像も細かく綺麗になることも上のYoutube動画からもわかると思います。
SSD
SSDでソリー・ステッド・ドライブと読みます。
これまでのPS4、PS4ProのHHD(ハード・ディスク・ドライブ)から新しいものになり、ロード時間が大幅に短くなります。
どれくらい短くなったの?ということですが、公式動画によると、これまでのPS4では2GBのロード時間は約40秒でしたが、PS5では2GBで約0.27秒間のロード時間という事です。
ちなみに、同じ次世代機であるXboxSeriesX(2020年末発売)は、読み込み速度:2.4GB/s(Raw)であり、PS5の5.5GB/s(Raw)に軍配が上がります。
容量は、PS4本体のHHDで1TBのものが出ている中で825GBと小さく感じるかもしれませんが、外付けSSDで拡張可能とのこと。
しかも市販のSSDで拡張できるように調整されているとのことです。
記事作成段階では、500GBの外付けSSDは1万円弱しますね。
もっとも将来的にはPS5 Proでもっと大きな容量のものを出すかと思われます。
なお、Xboxは1TB(1000GB)です。
PS5 ゲームディスク
Ultra HD Blu-ray™(100GBまで)となり、PS4の50GBの2倍になっています。
映像出力
4K 120Hz TVだけではなく、次世代の8KTVにも対応するとのことです。
ちなみにフルハイビジョンが2kなので、相当綺麗なことは想像がつくと思います。
とはいえ、4Kと8Kの違いを見てみましたが、どちらも綺麗です。
目で見ているだけだと違いが良くわかりませんでした。
Youtubeの画質で見ているからかしら・・・w
ちなみに、同じ次世代機であるXboxSeriesX(2020年末発売)も同等の性能ですね。
オーディオ
“Tempest” 3Dオーディオ技術ということですが、ヘッドセットのようなサラウンド、つまり、横からの音だけではなく、上下前後左右のあらゆる音を感じ取ることができるということです。
実際に音を聞いてみないことには何とも言えませんが、ApexLegendsやフォーナイトなどのFPS等で音で位置がわかるくらいの性能であればヘッドセットがいらなくなるかもしれませんね。
とはいえ、会話したり、近所迷惑などがあるのでゲーミングヘッドセットの需要はPS5が出てもなくならないでしょう。
もっとも音源が良ければ、安いゲーミングヘッドセットや100円ショップのイヤホンで十分になるかもしれません。
ソニー公式ブログでは以下のように記載されています。
PS5が実現する3Dオーディオで、ゲーム中のサウンドからは、今まで以上にプレゼンス(実在感)とローカリティ(定位感)を感じられると思います。雨粒がさまざまな異なる表面に当たる音や、敵が具体的にどの方向に潜んでいるかまでも聞きわけることができるようになるでしょう。