フロムソフトウェアから発売されている「ダクソ3」とも呼ばれている「ダークソウル3」のPS4版を今更ながらはじめ、クリアしました。
そこで、レビュー(感想)の記事を書いてみたいと思います。
これから購入しようかな?と考えている人は参考にしてもらえると幸いです。
※2016年に03月24日にPS4、XboxOne版、2016年04月12日にはwindows版が発売。
PS4版ダークソウル3の感想・評価
結論から述べると、ゲーム暦30年の僕も納得の名作でした。
ダークソウル3は、近年、フロムの作品はハズレがないと言われていることが良くわかるような代表的な名作であると感じています。
点数的には 89点(100点満点中)ですね。
良い点
ダークソウル3で良かった点を記載します。
神秘的で手抜きのない映像美
上の画像を見れば、わかるように映像に手抜きがなく、神秘的な描写が随所に見られます。
PS4の場合、正直、30fpsでも60fpsでも、それほど変わらないという印象です。
緊張と緩和
お笑いでよく聞かれる言葉の面白さの中での「緊張と緩和」がダークソウルにはあります。
まずこのゲームは、一撃で死ぬ可能性がある即死ゲーと言われています。
そして、敵が怖くてどこから出てくるかわからない「緊張」感があります。
歩いていると、いきなり物が壊れて敵が襲ってくることも・・・正直、怖いです。
その一方で時々クスッと笑えるような「緩和」もあります。
恐ろしい敵がウヨウヨしている緊迫した中で寝ている人(タマネギ戦士/ジークバルト)が寝ていたり、時には孤独の中一緒に戦ってくれる仲間がいます。
この「緊張と緩和」でより面白さが引き立っています。
動きのスピードの爽快感が抜群!
これはダークソウル3で欠かせない要素ですね。
とにかく動きがサクサクしていて軽快なのが素晴らしく良いです。
僕は、ダクソシリーズを体験してから他のゲームでもっさりしていると、どうしてもストレスを感じてしまうようになりました。
これを”フロム脳”といいますw
それくらい他の多くのゲームとは動きの軽快さが違います。
敵の素早い攻撃をローリングで回避したりと、普通の人間ではなかなか難しい動きがこのゲームでは可能です。
できない事が素早くできる。
これがゲームの魅力でもあり、ダークソウル3の魅力の一つですね。
高難易度だが、クリアできた喜びは格別!
ダークソウル3は即死もある「即死」ゲー(死にゲー)ではありますが、高い人気を持っています。
理由は、死んでも少し前からやりなおせるので、何度も繰り返しているとそのうちにクリアできるようになり、成長が実感できるからです。
最初は難しすぎでしょ!と思うかもしれませんが、繰り返すことで徐々に進行できるようになる喜びが感じられます。
難易度は高く、序盤でリタイアする人もいるくらいです。
実際に1番最初のボスである「灰の審判グンダ」の討伐率は87.9%になっています。
※2019年4月段階。現在の状態はPS4版のダークソウル3のトロフィーの達成率から確認できます。
しかし、何度もやりこんでいくと、不思議と慣れてきてそのうち倒せるようになってきます。
高難易度をクリアした達成感と成長が実感できます。
ただし、ラスボスを倒してエンディングに達する事ができるのは約3割ほど。
何度も挑んでいると慣れてくるものの7割は挫折していることから難しい事は変わりありません。
慣れるまでに時間がかかる可能性は高いです。
なお、クリアが難しいなと思ったら、上で記載したようにオンラインプレイで他のプレイヤーを呼んだり、NPCとの共闘プレイも可能になっています。
オンラインの仲間と共に攻略することでクリアの成功率が高まります。
なお、本作から合言葉システムが導入され、召喚の制限時間が撤廃されています。
よって、友達等と一緒に攻略することが容易になりました。
何かと比較される同じフロム作品のSekiro(セキロ)やブラッドボーンに比べると難易度は易しく感じますね。個人的な難易度の順番は以下の通りです。
Sekiro(セキロ)>> ブラッドボーン >ダークソウル > ダークソウル3 > ダークソウル2
欠点
ダークソウル3でストレスを感じそうな点を記載します。
難易度が高く、正直、ゲームが本当に苦手な方はこのゲームには向かないです。
正直な所、本当にゲームが苦手な人は止めた方が良いです。7割はクリアまでに挫折しているデータが出ています。
隠し要素の難易度が高い
ダークソウル3ではショートカットなど隠し要素が満載です。
ジャンプして飛び越えるタイミングが難しいものがあったり、攻撃して消せる壁や、落下してダメージをうけながら進む場所もあります。
そもそも、ショートカットの場所を自力で見つけることが難しいです。
難しく即死あり
敵からのワンパン(一撃)や崖などから落ちて体力が満タンでも即死が普通にあるゲームです。
せっかくここまで来たのに・・・!と思うこともあるでしょう。
何度も死ぬことが当たり前なので、人によってはストレスが貯まります。
本当にゲームの苦手な方には、ダークソウル3の購入はおすすめできません。
10種類のジョブ(素性)
ダークソウル3はゲーム開始前の10種類のジョブから選択することができます。
実際にはジョブではなく、「素性」と呼ばれています。
素性により初期のキャラクターの特徴、装備品、レベル等が違います。(詳細は下表)
例えば、戦士を選ぶと近接攻撃に有利な生命力と筋力が高く、魔術師を選ぶと魔法に有利な理力と集中力が高いなどの特徴があります。
ただ、どんな「素性」を選んでもどのようにでも成長させることができます。
例えば、最初の素性で戦士を選んでも魔法が強い魔術師のように育て上げることもできます。
あくまでも初期のステータスと装備、魔法等の所持の違いのために素性(ジョブ)があるだけです。
▼ダークソウル3の初期素性一覧
素性 | レベル | 生命力 | 集中力 | 持久力 | 体力 | 筋力 | 技量 | 理力 | 信仰 | 運 |
騎士 | 9 | 12 | 10 | 11 | 15 | 13 | 12 | 9 | 9 | 7 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
傭兵 | 8 | 11 | 12 | 11 | 10 | 10 | 16 | 10 | 8 | 9 |
戦士 | 7 | 14 | 6 | 12 | 11 | 16 | 9 | 8 | 9 | 11 |
伝令 | 9 | 12 | 10 | 9 | 12 | 12 | 11 | 8 | 13 | 11 |
盗人 | 5 | 10 | 11 | 10 | 9 | 9 | 13 | 10 | 8 | 14 |
刺客 | 10 | 10 | 14 | 11 | 10 | 10 | 14 | 11 | 9 | 10 |
魔術師 | 6 | 9 | 16 | 9 | 7 | 7 | 12 | 16 | 7 | 12 |
呪術師 | 8 | 11 | 12 | 10 | 8 | 12 | 9 | 14 | 14 | 7 |
聖職者 | 7 | 10 | 14 | 9 | 7 | 12 | 8 | 7 | 16 | 13 |
持たざる者 | 1 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 |
▼ダークソウル3の素性による初期装備一覧
素性 | 右手 | 左手 | 指輪 | 矢 | 魔法 | 防具 |
騎士 | ロングソード | 騎士の盾 | 騎士の兜 騎士の鎧 騎士の手甲 騎士の足甲 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
傭兵 | 傭兵の双刀 | ウッドシールド | 傭兵の兜 傭兵の鎧 傭兵の手甲 傭兵のズボン |
|||
戦士 | バトルアクス | ラウンドシールド | 北の兜 北の鎧 北のグローブ 北のズボン |
|||
伝令 | スピア | カイトシールド タリスマン |
回復の施し | 伝令の兜 伝令の鎧 伝令のグローブ 伝令のズボン |
||
盗人 | 盗人の短刀 | 鉄の円盾 ショートボウ |
木の矢×30 | 盗人のマスク 逃亡兵の鎧 逃亡兵のズボン |
||
刺客 | エストック | ターゲットシールド 魔術師の杖 |
隠密 | 刺客の頭巾 刺客の鎧 刺客のグローブ 刺客のズボン |
||
魔術師 | 鎧貫き 魔術師の杖 |
レザーシールド | 幼い竜印の指輪 | ソウルの矢 ソウルの太矢 |
魔術師の頭巾 魔術師のローブ 魔術師の手袋 魔術師のズボン |
|
呪術師 | ハンドアクス | 双蛇の円盾 呪術の火 |
大沼の指輪 | 火球 | 呪術師の頭冠 呪術師の上衣 呪術師の腕帯 呪術師のズボン |
|
聖職者 | メイス 聖職の聖鈴 |
青の木盾 | 回復 フォース |
聖職者の青衣 聖職者のグローブ 聖職者のズボン |
||
持たざる者 | クラブ | 木板の盾 | 恥部隠し |
ストーリー
ネタバレを避けるために内容の詳細は避けますが、ダークソウル3のストーリーは非常にわかりづらいなーという印象です。
雰囲気は、ダークソウルと言われているだけあって暗めです。
1度のクリアでストーリーを完全に理解できる人はごく僅かでしょう。
ググッてようやく理解できたという感じでしたね。
他の良作ゲームに比べると、ストーリーは間違いなくわかりにくいです。
重厚なストーリーを楽しみたいという方は、ダークソウル3はおすすめできません。
ただ、NPCがあまり話すこともなく、先のストーリーをあれこれと想像して楽しむことはできます。
オンラインで共闘や敵対(対戦)のマルチプレイが可能
ダークソウル3の魅力は、旧作にもあるように何といってもオンラインのマルチプレイが可能な点です。
マルチプレイの条件は以下の2つです。
・インターネットに接続する環境があること
・PS Plusに加入すること
ダクソ3 冷たい谷のイルシールイベント
江頭で2周目ホスト。
コントローラー頭で10週目ホスト&白霊で攻略完了しました!まだまだダクソ3のイベントは盛況ですね!
6時間枠は久しぶりでしたが他にも色々な人に出会えて楽しかったです!
長時間のお付き合いありがとうございました! pic.twitter.com/fMxDxePaYd— 炉暖 (ボイロ動画投稿者) (@rodan4432) May 25, 2019
オンラインに繋ぐと他のプレイヤーの助けを呼んで、白霊として一緒に戦うことができます。
ノリが良い方だとボスを倒したときに一緒に喜んでくれたりもしますw
基本的にはランダムですが、合言葉を設定して、特定の友達を呼ぶこともできます。
初見ダークソウル3をゆーっくりプレイ中
初めての闇霊侵入でキョドってるところに、神対応の紳士な闇霊様に出会いました笑
あまりのことに驚いて対応できなかったのでここでお礼を、ありがとうございました!!!すごく嬉しかったですっ pic.twitter.com/LpQMfSKqaa— きりえ@ゲーム雑多 (@KilieDDON) July 29, 2019
他プレイヤーの敵(闇霊)として侵入することも可能です。
闇霊はこちらと戦うことが基本ですが、初心者とわかると紳士的な方もたまにいますw
ブロックリスト(ブラックリスト)のようなもので特定の闇霊プレイヤーは拒否できますが、インターネットに繋いでいる限りは基本的には闇霊の侵入は避けられません。
他のプレイヤーの侵入が嫌な場合は、オンラインに繋がずにプレイすると良いでしょう。
(ただし、NPCの闇霊は侵入してきます。)
オフラインでもNPCの白霊(お助けNPC)なら呼ぶことができます。
様々な武器や防具
ダークソウルでは、片手剣、両手槍、弓、刀、杖、棍棒などの様々な武器を使うことができます。
防具を着こなすことで騎士や魔法使いぽい格好にもできます。
武器や防具はキャラクターのステータスによって有効に活かすことができます。
例えば、腕力が強いと棍棒の攻撃力が上がるなどがありますね。
また防具は基本的に重いものが強いのですが、体力が低いと速度が大きく落ちてしまいます。
つまり、ダークソウル3の武器防具は、最強がなく、キャラクターのステータス次第で変わります。
また、武器は炎や毒などを付与したり、強化することが可能です。
ダークソウル1,2との違い
ダークソウル1とダークソウル2との主な違いを箇条書きにします。
前作のダークソウル1、ダークソウル2を知らない方は飛ばしてください。
・動きが更に軽快に(敵含む)
・一部の雑魚敵が異様に強い
・ボリュームはダークソウル2よりは少ない
・初代などとは違い、いきなり強い敵のエリアに入り込むことは減った
・敵を倒し続けても枯渇しない
・魔法が回数からゲージ制になった(ソウルの灰瓶、FPゲージの追加)
・武器や魔法の戦技(必殺技)が使えるようになった(FPゲージの追加)
・亡者化の撤廃(残り火の追加)
・召喚システムの制限時間撤廃
・合言葉システムで友人との協力プレイが可能に
ダークソウル3に関するみんなの評判・評価
ダークソウル3の国内と海外の評価について記載します。
国内
Amazonレビューを見ると、難易度が高いことから賛否がわかれる作品。
全体的な評価は4.3と難易度が高いです。
海外
ダークソウル3の海外メタスコアの平均は89/100点
僕と全く同じ結果になりました。
平均でこの数値は、なかなかない数値。
クリア後の周回プレイは敵が強くなり、よりハードな攻略を楽しむことができます。
最近のヌルゲーに飽きてしまった方には、特におススメの作品です。