任天堂スイッチにてリメイクされているスクエニの「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」を実際に遊んでレビューしました。
ドラクエシリーズで2と9だけは、プレイしたことはありませんでした。
※過去の殆どのドラクエ作品を遊んでいるおっさんが、3人パーティということだけしか知らない状態で挑んだレビュー記事になります。
※記事には一部ネタバレがあります。
紹介動画
任天堂スイッチ版ドラクエ2評価点
点数:79点(100点満点中)
どうしても次作のドラクエ3に比べると見劣りする点が見受けられて上記の点数となります。
switchで1~3のどれを買うか迷っている人は、好みがあると思いますが、やりやすさや設計など全てにおいてパワーアップしているドラクエ3が良いです。
気になった点は以下で書きますが、全体的には少し物足りなさを感じました。
恐らく、これはパワーアップして親切になっている後のドラクエ作品を知っているからこその物足りなさだと思っています。
この作品が後のドラクエ作品に繋がっていくんだなあとシミジミと感じました。
ただ前作のドラクエ1からパワーアップした要素は、数多く見られました。
まずは、1人から3人パーティになったことで戦略性が増して良くなりました。
前作は1人でしたから、ほぼ戦略もへったくりもありませんでした。
今作のドラクエ2は、旧作含めて遊んだことは初でした。
これが次の名作ドラクエ3に繋がっていったんだなあと感じました。
(ドラクエ3は約380万本を売上、これはファミコンソフトで歴代3位の売上です。
随所にドラクエらしい点が見られ、良作であることは間違いないでしょう。
なお、ドラクエ2のswitch版は、2014年に発売されたスマートフォン向けのリメイク版になります。
ドラクエ2自身は、1987年1月26日に株式会社エニックス(スクエニの前身)よりファミコンで発売されています。
前作のドラゴンクエスト1から100年後という設定で、主人公をはじめとするロトの子孫3人が悪の大神官ハーゴンに立ち向かっていくというストーリーになっています。
ドラクエシリーズのぱふぱふ娘は健在ッ!(王女が仲間にいても体験できますのでご安心下さい。)
レビュー
悪い(あわなかった)点も書いていますが、今のドラクエ作品は、大半は解消されています。
あくまでもswitch版のドラクエ2のレビューになります。
僕は、ユーザーのレビューがもっと今後のドラクエが良くなる改善された(される)要因になっていると思っており、感じたことを書いています。
キャラクター
主人公:魔法は全く使えない戦士タイプ。
サマルトリアの王子:デフォルト名はアーサー。僧侶タイプ。
ムーンブルクの王女:デフォルト名はプリン。賢者タイプ。
3人とも勇者ロトの血をひく子孫。
レベル上限は50まで。(旧作では主人公Lv50、王子Lv45、王女Lv35)
後のドラクエ作品に比べると、HPやMPなどは少なく感じました。
難易度は高め
僕のレベルが低かっただけかもしれませんが、ドラクエ作品にしては難易度は高いと感じました。
特に終盤のザコ敵が強く、グループで登場することも多々あり、敵によっては、ザラキ、ラリホー(甘い息)等の嫌らしい攻撃をしかけてきます。
また、ドラクエ2のキャラクターはHPが異様に低いです。
王子は、Lv36で126ほどしかありませんでした。
よって、こちらのレベルが低いと敵のちょっとした集中攻撃であっという間に死ぬことがあります。
グループで登場する敵も多かったです。
こちらの攻撃魔法は効かないことがあったので、基本、物理攻撃で攻めました。
なお、ラリホー、マヌーサ、スクルトなどの補助魔法はよく効いて非常に役立ちました。
ドラクエ2では、ベホマラーや賢者の石のような全体回復がなく、MPが不足しがちです。(パルプンテで回復することがあるようですが、完全に運まかせ)
終盤で取得できる自身にベホイミ効果のある「ちからのたて」は非常におススメです。
装備できなくても「つかう」と回復できます。
可能であれば王子だけでなく、王女も保有していると特にラストダンジョンでのMP消費が大きくかわっていきます。
強敵や嫌な相手で「にげる」に失敗すると瀕死で、結局、ダメージの回復でかなりMPを消費します。
「ちからのたて」の有無でMP消費が減り、だいぶ難易度が変わると思います。
よって、基本的には、全部戦っていました。
地図
ドラクエ2の地図です。
switch版では最初から入手できます。
まず、現在地を示す「羽ペン」の羽がデカすぎて近くがよく見えないと思いました。
羽ペンを動かせるか、羽の部分は無くても良いなと思いました。
また、地図は最初から上画像の状態。
最初から行ける場所は光っています。
新しくいける場所を探す手間は省けて良いのですが、行ける場所が最初から全てわかってしまうため、世界を捜索する面白さが半減してしまうと感じました。
ただ、行き止まりとか何もない場所に行くことが大きく減り、人によっては、これは親切設計になると思います。
BGM
BGMは全体的に好印象です。
ドラクエ2は、はじめてプレイしましたが、聞いたことがあるような印象的なBGMが多かったです。
旧作との違い
※公式サイトを参考にしています。
▼映像
switch版のグラ。
旧作に比べてグラフィックが格段に良くなっています。
旧作はもちろんドット絵です。ドット絵も人気があり、僕も好きです。
ただ、背景は旧作は真っ暗。
▼価格と形態
switch版の価格は935円(税込)。
ダウンロード版のみです。
▼遊び方
スイッチ版は、TVモード、携帯モード、テーブルモードの3つで遊ぶことができます。旧作ではTVモードのみです。
▼ゲーム内
・世界地図を最初から入手している
・中断セーブでどこでもセーブが可能(さくせん→ちゅうだん)
・全員Lv50上限(ファミコン版は、主人公Lv50、王子Lv45、王女Lv35上限)
・取得経験値増加、レベルアップまでの経験値減少
・呪文の変更(ギラ:単体→グループ、ホイミ:消費MP3→2など)
・その他ゲーム内の変更(命の紋章の場所、せかいじゅの葉の増殖法削除など)
・1度行った町や城などはルーラでどこでもいける(旧作はどこでもルーラで飛べるわけではなかった)
他にも
・ザオリクが戦闘中使える(旧作は戦闘中は使えず、しかも王子しか使えなかった。)
などの細かい修正点は多々あります。
クリアまでにかかった時間とレベル
▼クリア時のキャラレベル
・主人公Lv38
・王子Lv36
・王女Lv31
ラスボスを倒すまでにかかった時間は、18時間16分です。
完全初見でした。
謎解きなどは迷いました。
特に「金のカギ」取得と「ロンダルキアの洞窟」は苦戦しましたね。
金のカギはノーヒントで、ウロウロしていたら、偶然、手に入れられたという感じです。
ロンダルキアの洞窟は落とし穴に落ちまくりましたw
罠が多くてトラウマになるレベルでした・・・
後は、このレベルで挑んだラスボスがきつかったです。
Lv36でHP122の王子でもラスボスの「はげしいほのお」で王子が100ダメ以上をくらい、HPがほぼ満タンから即死することもありました。
ドラクエ2には、ほのお攻撃などを軽減できる「フーバハ」もなく、HPの低い王子にほのおを軽減できる装備もない(王女はあります)ため、ラスボスの攻略は、ラスボスがどんな行動をするのか?という運に左右されることもあります。
ちなみにクリアまでラストダンジョンで4回ほど全滅しました。
(ベリアル→逃げれず全滅、ラスボス2回全滅)
主人公がLv30時が1回目の初見でした。
ダンジョンを進んでいくと勝手にレベルが上がっていきます。
バズズとかベリアルなどドラクエ10のボスが登場し、経験値が非常に多く、逃げられないので倒す必要があり、サクサクレベルが上がりました。
「ちからのたて」の自己ベホイミはMP消費を抑える事ができ、非常に役立ちました。
ラスボスのワンシーン。
僕のレベル(主Lv38,王Lv36,姫Lv31)だとラスボスだけ異常に強いと感じました。
運もあると思いますが、最強クラスの装備とLv40ほどあると難易度が下がると思います。
製品情報
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | 任天堂スイッチ |
プレイ人数 | 1人 |
配信日 | 2019年9月27日(金) |
価格 | 935円(税込) |
CERO年齢区分 | A区分(全年齢対象) |
▲ドラクエ3リメイク版(Switch)レビュー