ファイナルファンタジーといえば、誰もがその壮大な物語や魅力的なキャラクターに心を奪われるRPGの金字塔。
主人公たちの活躍が注目されがちですが、彼らを支える様々なキャラクターたちの魅力もまた、シリーズの魅力の一つ。
この記事では、ファイナルファンタジーの歴代ナンバリング作品から主人公を除いた人気キャラクターTOP10をご紹介します。
ファイナルファンタジー愛好家必見!歴代主人公ベスト8 | とあるゲームブログの軌跡 (enotakagame.info)
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ファン投票やゲーム内でのインパクト、キャラクターの背景などを総合的に考慮し、ファイナルファンタジーファンにとって忘れられないキャラクターたちの魅力に迫ります。
新たにファイナルファンタジーに触れる方も、熱心なファンも、この記事でお気に入りのキャラクターが入れば思い出を振り返りましょう!
※あくまでも個人的な記事であり、ランキングは人それぞれです。お気に入りのキャラがいれば幸いです。
※記事にはネタバレがあります。
エアリス・ゲインズブール (FF7)
エアリスは、FF7でヒロインとして登場した1人で花売りの女性である古代種の末裔。
物語の重要ポイントで悲劇的な運命に見舞われ、ファンに強い印象を残しました。
ネットで見た逸話でゲーム中の友達にエリアスの死を告げたら怒り出す人もいたとかナントカ・・。
その後、FF7アルティマニアの短編小説「星を巡る少女」では彼女の死後の物語がつづられており、短く要約します。
セフィロスコピー(ジェノバ細胞の1つでセフィロスではない)の手にかかって殺されたエアリスは、忘らるる都の冷たく沈んだ湖の中へ沈んでいき気が付くとライフストリームの中にいました。
ライフストリームとは、難しい表現ですが、ざっくりといえば生き物が死んで星の中心に戻る時、その知識や力が星にためられ、新しい命が生まれるという考えからくる精神エネルギー世界です。
つまり、エリアスは現実世界で殺されても精神世界で生きていたとも言えます。
アルティマニアでは、現実世界でクラウド達が星の脅威と戦っていたように精神世界でもエリアスは最後の古代種として星の脅威と戦って役目を果たしていたと言われています。
なお、エリアスはザックスは初恋の人だったのは間違いなさそうですが、FF7では特に強い関係性を示されたシーンはなく、クラウドに思いを寄せていたことは明らかです。
しかし、その後、ザックスが主人公として発売されたクライリスコア(CC)では、ザックスへの思いが強いことがわかります。
これは以下の名言で明らかでしょう。
名言:「細かなお願いは23。でも全部書いてもザックスは忘れちゃうから1つにします。もっと一緒に居たいです。」(クライリスコアファイナルファンタジー7より)
ビビ・オルニティア
ビビは、FF9に登場する気弱な黒魔道士。
行動力や判断力に乏しく、自分1人だと何もできない性格。
ビビは、生きることに悩みながらも自身の存在意義を模索する黒魔道士として、多くのプレイヤーに共感を与えたキャラクターです。
ジダン達と幾多の困難を乗り越え、永遠の闇を退けた後、しばらくするとアレクサンドリア城で行われた講演にて世界を救った一同が集まります。
しかし、ビビの姿はありませんでした。
彼の命の時間は終わりを迎えていたのです。
しかし、彼の意志は、新しい命、つまり子供たちに引き継がれていきます。
名言:「・・・本当の答えを見つけることができるのは、きっと自分だけなのかもしれないね。」
最後の回想シーンの一部。死の間際のビビの言葉で自分の考えを述べ、ジダンなどの仲間達に感謝の言葉を述べています。
アーシェ・バナルガン・ダルマスカ (FF12)
アーシェは、FF12で登場するダルマスカ王の1人娘。
生き残りの唯一の王位継承者。
帝国に占領された後、全てを失い、戦乱の最中死亡したとされていた。
アーシェは、故郷の復興を目指す姫君であり、強い意志を持ちながらも複雑な感情を抱える魅力的なキャラクターです。
オープニングからわずか3分で未亡人になってしまった悲劇のヒロインことアーシェ。
復讐の鬼と化してしまった彼女ですが、シリーズ屈指の気丈なドSキャラでMっ気が強い男性からの支持を集めています。
まず、姿が王女でありながら異様に短いミニスカを履いており、女王様にも見えなくもないです。
そして、以下の名言などでも随所に気の強さを感じさせてくれます。
名言:「お前はやめて」
ヴァンに「お前」と言われ言い返した言葉。
元王女であった気丈さとプライドなどの片鱗が見られます。
アーロン・デュランダル (FF10)
アーロンは、ユウナの父の大召喚士ブラスカの伝説のガードとして慕われた剣士。
クールで神秘的な雰囲気を持ち、主人公ディーダやユウナたちの仲間として物語の中で重要な役割を果たします。
彼はシリーズ初のアンデッドキャラクター(死者)であり、その特異な背景からもファンから人気を集めています。
シンを倒す旅に加わり、過去の自分が果たせなかった願いを託しました。
名言:「さあ どうする!今こそ決断する時だ!死んで楽になるか、生きて悲しみと戦うか 自分の心で感じたままに 物語を動かす時だ!」
FFシリーズでも名言として挙げられるほどの名言。
人生は決断の連続でその判断が全てということを教えてくれます。
ティファ・ロックハート
ティファは、FF7の反神羅組織のアバランチのメンバー。
七番街スラムの酒場(セブンスヘブン)を切り盛りしている。
物語の中でクラウドとの深い絆を描かれる一方、格闘のアクションでも活躍するエリアスと対となるもう1人のヒロイン。
クラウドとは幼馴染。
女性的な魅力が強く、スリーサイズ92/60/88という抜群のプロポーションで全世界の健全な男性陣から高い人気を誇っています。
名言:「思いを伝えられるのは言葉だけじゃないよ」
口下手なクラウドが無理をして話を続けている際にティファが発したセリフ。
言葉で伝えないで、行動で伝えるという意味深な感じにも聞こえます。
ただ、口下手なクラウドに無理をさせないような優しさも含まれていると感じています。
バルフレア (FF12)
バルフレアは、FF12で登場する飛空艇シュトラールを持つ空賊。
どれだけ報酬が良くても興味がなければ受けない自由人だが、過去のとある因縁に囚われている傾向がある。
独特の言葉遣いと狡猾な性格で、物語の中で重要な役割を果たし人気を得ました。
裏主人公とも言われる彼は、物語で存在感を示しています。
名言:「ならお前が決めろ。楽になれる方を選べばいい。どうせ戻らない。」
兄の死の責任をバッシュの責任だと思い込んでいたヴァンにバルフレアが発した言葉。
これまで通りバッシュの責任にするか、それとも思いを変え共に歩むか?ヴァンに選択を迫る。
ヴァンの心理を見透かしたような頭の良さを感じるバルフレアのセリフ。
ワッカ (FF10)
ワッカは、ティーダたちと共にユウナの護衛を務めるガードの青年。
だが、エボンの教えに従順なあまり現実を見失ってしまうこともしばしば。
ブリッツボールチーム 「ビサイド・オーラカ」選手兼コーチでチームを率いる。
物語が進むにつれて、ワッカは自分の考え方に疑問を持ち始め、成長を遂げます。
陽気で面倒見のいい人物でありながら、真面目で理解力のある部分を持っており人気のあるキャラクターです。
名言:強くなったんだろ
ルールーが「不思議ね。もっと悲しいと思ってた。人と別れることに慣れすぎたのかな。」と自分自身を責めていた際にワッカが発した言葉。
ルールーを慰めると同時にプラスにとらえる彼の性格が良く出ているセリフです。
その後、ルールーとワッカは結婚し、子を宿しました。
ケフカ・パラッツォ (FF6)
ケフカは、FF6に登場するガストラ皇帝の直属の人造魔導士で、非常に強力な力を持っていますが、彼の精神は魔導注入による副作用で崩壊。
そのため、彼はいつも道化師のような格好をし、幼児語を話すなど、序盤は人々の笑いを誘う存在でいました。
しかし、彼の性格は幼稚で、残忍。
皇帝によって重用されているものの、自分勝手な行動や傲慢な態度、冷酷な言動など、人々から嫌われる原因となっています。
彼は多くの帝国兵からも嫌われており、人望は皆無に等しい状態です。
シリーズ屈指の狂気の悪役であり、姿など印象的な存在感から人気を集めました。
名言:「命・・・ 夢・・・ 希望・・・ どこから来てどこへ行く?そんなものは・・・ このわたしが破壊する!!」
ケフカとのバトルで彼が発するセリフです。
ケフカのキャラクターや、この言葉が表現する彼の精神状態の強さに魅力を感じます。
彼は悪役として登場し、自らが破壊することで、主人公たちの夢や希望、人々の命を脅かす存在として描かれています。
彼の強大な力と、その精神的な強さは、多くのファンから注目され、この名言が生まれた背景になっています。
また、この名言は、一見ネガティブであるように見えますが、彼の言葉の裏には、彼が人生に対して苦悩していることや、自らの立場や存在意義に対する不安があることが感じられます。
このような複雑な感情が混ざって含まれたこの言葉は、多くの人々に共感を呼び、印象に残る名言となったのです。
ファリス・シャラル (FF5)
ファリスは、FF5に登場する海賊団の船長。
多くの子分や海竜シルドラを従えている。
気性の激しい性格で闘争心が旺盛。
欲しいと思ったものは必ず手に入れる性格。
物語の中で過去の秘密が明かされる魅力的なキャラクターです。
男性のフリをしていたが、正体は女性。
レナの姉である、タイクーン国第一王女サリサ・シュヴィール・タイクーン。
幼少期に船が転覆し、海賊に拾われて育てられました。
名言:「お姫様なんて性にあわないもんな!」
アントリオンを倒した際に落とし穴に落ちて出られなくなった際にタイクーンに残されたファリスの発したセリフ。
「もうこんなこと(置き去りすること)なんてしないか?」という意味になる。
この後、仲間を救い出したファリスは「お姫様なんて性に合わないもんな!」という。
バッツたちが同意するとファリスは落ち込みます。
しかし、それは落ち込んだフリでバッツ達が慰めようとすると、突然、笑い飛ばします。
こういう冗談めいた可愛らしさがファリスの人気の1つです。
エクスデス (FF5)
エクスデスは、FF5に登場する主要な悪役キャラクター。
世界を破壊し、新たな世界を創造しようとする壮大な野望を持っています。
存在感や格好良さ、独特のセリフ等でFFのファンから人気を集めています。
名言:「カメェェェッー!」
バッツ達を倒す邪魔をした話す亀ギードに対して怒りに任せて発したセリフ。
ギードを次元の狭間に放りこんだ。
エクスデスは元は1本の樹木で、遥か昔、魔法の力で世界を支配していました。
しかし、ギードはエクスデスの支配に反対し、戦いを挑みました。
エクスデスは、その戦いの中で封印され、ギードによって魔法の力を封じられました。
ゆえにエクスデスはギードに対して恨みを抱くようになりました。
このような過去の経緯からギードに思わず感情をむき出しにしたセリフを発したのでしょう。
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